2018-02-07T14:58:58Z 「バスはオタマジャクシが嫌い」はウソ。 カエルの大発生はバス絶滅の前兆!?
最新ルアー学

「バスはオタマジャクシが嫌い」はウソ。 カエルの大発生はバス絶滅の前兆!?

最新の科学知識を基に、ルアーフィッシングの様々な疑問や謎の解明に挑む「最新ルアー学」第56回。

バスとオタマジャクシ、そして、バスとベイトの関係が知らせる滅びの前兆。あなたのフィールドは大丈夫ですか?

 

「バスはオタマジャクシが嫌いだから食べない」 「バスはオタマジャクシが嫌いだから、オタマジャクシがたくさんいる所にバスはいない」

1990年代、第二次釣りブーム以前からバスフィッシングをしている人ならば、この手のフレーズを耳にした事がある方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、よく考えてみると、これっておかしい。

バスがたくさん生息している釣り場で、カエルやオタマジャクシを多く見かける事はありません。逆にオタマジャクシがたくさんいる場所では、バスが釣れないと言われます。

つまり、これは単に、バスがたくさん生息している釣り場では、バスに捕食されているためカエルやオタマジャクシが少ない。逆に天敵であるバスが少ない(または居ない)場所では、カエルが多く繁殖できるため、その子供であるオタマジャクシがたくさん見られる、というだけの事。

オタマジャクシがたくさんいるという事は、それを食べるバスがあまり居ない。だからオタマジャクシが多く見られる所ではバスが釣れないというだけの話だったのです。

以下は、バスがオタマジャクシを捕食する(バスはオタマジャクシを嫌ってなどいない)証拠の映像。

しかし、気をつけるべきはここから。バスがいたはずのフィールドでカエルやオタマジャクシ、ザリガニ等が突然大量に発生した場合は、捕食者であるバスの数が極端に減ってきているか、そのフィールドでは絶滅してしまっている可能性があるのです。

実際、とある野池では、バスの大減少が確認された頃からオタマジャクシやカエルが大量に発生。 別の釣り場では、バスの個体数が極端に少なくなった頃から、ザリガニの数が急増した事が確認されています。

また、駆除によってバスが根絶された野池では、その後にザリガニが大発生した例はあまりにも有名です。

そのほか、関西の淀川では、上流域でボラが大量に見られるようになった時期と、バスが釣れなくなり始めた時期が重なっています。

この例ではバスの減少が直接関係しているかは不明ですが、今や淀川全域がボラの宝庫。彼らが増えやすい=捕食者が少ない環境になっている事は間違いないでしょう。

とあるバスが絶滅した水路では、バスが減少し始めた頃からコイ科の魚であるワタカが急激に増加。何をキャストしてもワタカが釣れる状態になった事も。

このようにカエルやザリガニに限らず、突然、バスのエサであるはずの生き物が多く見られるようになった時は要注意。 その時、その釣り場はバスフィールドとしての終わりを告げようとしているのかもしれません。