2018-02-01T13:44:11Z なぜ?冬にデカバスが釣れる理由
最新ルアー学

なぜ?冬にデカバスが釣れる理由

最新の科学知識を基に、ルアーフィッシングの様々な疑問や謎の解明に挑む『最新ルアー学』第60回。 「冬のバス釣りは、なかなか釣れないけど釣れるとデカい」とよく言われる。しかし何故そんなことが起こるのだろう。

最新ルアー学第60回では、冬にデカバスが釣れる理由を紐解いてみよう。

 

これまでの研究から、バスは変温動物である可能性が高い事がわかっている。冬にデカバスが釣れる理由を理解するには、この”変温動物”というものを知ることが必要だ。

変温動物というものは、多くの哺乳類や鳥類が有する『高度な体温調節機能』を持たない動物のこと。基本的には太陽光や周囲の温度によって体温を温めることで活動する。

これら変温動物は、周囲の温度変化に合わせて体温が上下してしまうため、周囲の温度が対応できる範囲を上回ったり、下回ったりすると、活動ができなくなってしまう場合がある。

しかし、例え変温動物であっても、自分で全く熱を生み出せないわけではない。あくまで高度な体温調節機能を持っていない動物であるという事。これらの事をよく理解した上で、覚えておこう。

冬にデカバスが釣れる理由として可能性が高いのが、筋肉量・脂肪量などの違いが生む活発的な活動を継続できる時間の違い。

小さな個体や痩せた個体は脂肪などが少ないため、寒さの影響を受けやすく、太陽光などで温まった体温もすぐに奪われてしまう。その結果、これらの個体は、低水温下では短時間で活動が制限されてしまう。

一方、体が大きく、肉付きのいい個体は脂肪や筋肉も多いため、比較的寒さの影響を受けにくい。小さい個体や痩せた個体たちが活動を制限・休止してしまう条件下でも、多少なら耐えられる可能性が高いという事だ。

つまり、『比較的活動力を維持できる大きくて太った個体が優先的に捕食を行える』→『しかし、大きい個体は数が少ないから釣れる事自体が稀』→『しかし釣れたらデカい』という事になるわけだ。

冬はいわば、デカバスを釣るのに最も適したシーズンと言えるかもしれない。(スポーニング中のバスを釣るのはモラル的に問題があると見るアングラーも少なくないので、スポーニングシーズンは除外)

そんなチャンスの冬に、一発大物狙いで釣りに行くのも良いだろう。もしかしたら、自己記録を更新できるかも?