2018-02-21T00:07:28Z バスの体色の謎|バスは擬態するハンターだった
最新ルアー学

バスの体色の謎|バスは擬態するハンターだった

「黒いバス=日焼け」「白いバス=水が濁っているから日焼けしていない」 一昔前までは実によく聞いたフレーズだ。しかし、バスの研究が進んだ今日では、この考えが誤りであった事が判明している。

本日の最新ルアー学第61回は、そんなバスの体色と擬態について、お話しよう。

 

前述した通り一昔前までは、多くの人が”バスの体色は太陽光と関係している”と勘違いしていた。しかし近年、アメリカの専門機関の研究によって、実はバスが擬態する生き物である事が判明している。 つまり、バスの体色の変化は、狩りや護身のために行われているという事だ。

また、この性質を逆手にとる事で、自分が釣ったバスがどういう場所についていたか、どういう状態のバスであったか等が、大まかにではあるものの、推測が可能だという。

こういった体色を持つ個体は、その個体がクリアウォーターの環境で、良いウィードなどのベジテーションや、良いカバーについていた時に発する体色なのだそうだ。 つまり、釣ったバスがこの体色をしていた場合、そのバスは自身にとって良い環境にいた事を意味する。

こうした体色は、バスがディープエリアでサスペンドしていた場合や、シャローのマッディウォーター下にいると発する事が多い体色とのこと。

この色を発する他の主な条件としては、上記の環境+障害物などがないオープンウォーターである。または大きな集団で行動している場合(スクールをつくって活動している場合)など。

釣ったバスがこうした体色をしている場合、その個体は障害物についていたものの、その障害物が岩や木などのハードカバーで、かつ周りにウィードなどのベジテーションがなかった場所にいた事を意味するのだそうだ。

このように、バスの体色はバスがいた環境を物語っている事が分かった。しかし、現時点では、バスの体色変化は24時間以内に起こるという事までしか判明していない。

そのバスが特定の環境に長時間いたという事が、体色から推測可能になった事は間違いない。しかし、24時間以内に変化するという事は、釣られる直前まで同環境にいたのか、何時間も前に同環境を去っていて、釣られた時には別の環境にいたにも関わらず体色変化を起こす前に釣られただけなのか、分からないという事になる。

釣られる直前の状態を表しているとは限らないのであれば、現時点では、この知識を実釣に活かせるかどうかは微妙なところ。研究が進めば、より詳細に分かるであろうから、更なる続報に期待しよう。