2018-02-01T13:59:41Z 雨の日のバス釣りで失敗しないための知識7選
最新ルアー学

雨の日のバス釣りで失敗しないための知識7選

天候の中でも状況や釣果を大きく左右しやすい「雨」。本稿では、そんな雨の日のバス釣りで失敗しないための、気をつけるべき点について触れてみようと思う。

 

プロ・アマに関係なく、アングラーの中には雨=好条件と説明する人もいるが、はっきり言ってこれは誤りである。季節やタイミング、雨自体の質などによって、雨は好条件にも悪条件にもなりうる事と知っておこう。

晩秋から早春までの寒冷期は、雨の温度にも注意が必要だ。フィールドの水温や湖面近くの気温より雨の温度が高い場合は、魚の活性がわずかでも回復する可能性があるため、チャンスとなる場合もある。

しかし、雨の温度がフィールドの温度と同じくらいか、それ未満である場合は、魚の活性は更に下がって状況が悪化してしまう可能性も高い。ただ、雨の温度を測るのは困難であるため、あくまで体感による比較となる。肌で感じる雨の温度に気をつけておこう。

夏の雨に関しても決まったように好条件と言われがちだが、必ずしもそうというわけではない。例えば長期間、雨が降らず減水して水が淀んでしまっているような釣り場の場合、急に冷たい雨が激しく降ったりすると、雨によってフィールドの悪い水が循環してしまうためか、ターンオーバーのような状態となって魚が沈黙してしまう事もよくある。

こういった現象は、規模の小さな野池などでは特に起こりやすい。目安としては、雨で出来た水面の気泡が、いつまで経っても消えないようであれば、この悪条件が発生する可能性は高い。夏の雨=好条件というテキスト的な情報には惑わされず、釣り場の状況を見て臨機応変に対応するようにしよう。

夏季などの雨は、トップ系ルアーにとって好条件であると一般的に言われているが、これも実際には雨の程度による。小雨程度の適度な雨は水面温度を下げ、酸素を供給するなどの働きもあって、魚を水面に寄せてくれる事もある。

しかし雨脚が強まると話は別だ。水面に打ちつけるような雨になってくると、水面が荒れすぎてトップ系ルアーの視認性やアピールなどを著しく阻害してしまうため、トップ殺しの雨になってしまうのだ。そのような状況では例えバズベイトやポッパーのような、音や大きな波紋を発生させるルアーであっても、雨にかき消されて十分なアピールを発揮できない事がある。

雨がトップ系ルアーに好条件とは言っても、雨の程度を読みつつ、必要あらば「温暖期は雨が降ったらトップ」という考えを捨て、他のルアーで攻めるようにしよう。

雨によってもたらされる、釣果を大きく左右する要素の一つ、それが「増水」だ。中級者以上のアングラーにとっては言わずと知れた事かもしれないが、雨によって釣り場が増水し、水位が上がると魚の居場所が大きく変わってしまう事が多々ある。

何故かというと、増水して水位が上がると雨が降る前までは水に浸かっていなかった陸の部分が、水中に沈むことになる。この「陸であった場所」には、陸生型の微小生物をはじめとする様々な食べ物があるため、その豊富な栄養源を求めてバスの餌となるベイトフィッシュなどが浸水した場所などに集まってしまう事によって、バスもまた居場所を変えてしまうという事だ。

もちろん、増水によって魚たちが居場所を変える理由はこれだけではないが、増水して普段いる場所に魚が見られない場合、まずは浸水したシャロ―などを疑ってみよう。

川のバス釣りでは、雨が降ると必然的に川の流れが強まる事がある。加古川のバスのように、普段から強い流れの中で生きているバスならともかく、普段は穏やかな流れの中で生きているバスの場合、雨などによって川の流れが著しく強まると、身を守るために付き場を変えてしまう事が多い。バスは本来、流れに強いタイプの魚ではないからだ。

流れの中央より岸際、本流よりワンド、ストラクチャー周辺よりストラクチャーの中といったように、少しでも流れの少ないところへ移動する事が多いので、雨によって流れが非常に強まっている時は、流れの少ないところを狙うようにしよう。

流れ込みと言えば、バス釣りにおいて一級スポットの一つだが、雨が降ると不安定要素となる。雨の度合いや流れ込みの上流の状態、季節などによって、雨中の流れ込みは天国にも地獄にもなるのだ。

一般的には、暑い季節であれば雨によって冷水が流れ込むと良いとされる。逆に冬季は、雨によって冷水が流れ込むと良くないとされている。

雨によって流れ込みから入ってくる濁りに関しては、一般的に悪条件と言われる事も多いが、一概にそう言い切れるわけではない。なぜなら、その濁りの中にはミミズをはじめとする様々な餌が含まれており、ベイトフィッシュを引き寄せる要素になりえるからだ。ベイトフィッシュが集まるところにはバスも寄ってくる可能性が高いので、流れ込みから濁った水が入ってきていたとしても、探ってみる価値は無くないだろう。

釣りをしていると雨に遭遇する事は多い。雨が降っても釣りを続行したい人は多いと思うが、雨が降ってくると危険が増す事を改めて認識しておこう。

それは湖でも野池でも川でも同じだ。湖沼であれば足場が非常に悪くなり、テトラにしても、岩にしても、コンクリの斜面にしても、とにかく滑りやすくなる。転倒して「痛い」で済めば良いが、釣具で手がふさがっているだけに、頭を強打したり、水中へ滑落して命を落とす場合もある。

また、川では水位の急上昇や鉄砲水にも注意が必要だ。自分が釣りをしている場所で小雨程度だったとしても、川の場合は全域の雨量を考えなければいけない。上流で雨量が多ければ、いとも簡単に川は増水してしまうからだ。河川の規模や雨の量によっては、鉄砲水が発生する事もある。

毎年、何人もの人たちが釣行中の水難事故で命を落としている事を再認識し、安全を優先して釣りを楽しむようにしよう。