2018-02-01T14:07:12Z 鯉の特性│本能的に仲間の後を追う鯉の習性(同種間追尾性)
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鯉の特性│本能的に仲間の後を追う鯉の習性(同種間追尾性)

鯉を釣る上で知っておくべき知識の一つ、それが鯉が持つ同種間における本能的な追尾性だ。これがなかなかの厄介さで、釣り人を困らせてくれる。釣果をあげるためにもぜひ覚えておこう。

 

鯉は近くを通る仲間の後を本能的に追う習性を持っている。 ここでは仮に同種間追尾性と呼ぶが、鯉はこの習性が非常に強い。魚が逃げる時に近くの仲間の後を追って逃げる事は普通に見られる事だが、鯉の場合は逃げる時だけではない。

夢中になって餌をあさっている最中でも、仲間が近くを通ると食事を即座に中止して仲間の後をついていってしまう。針がかりした鯉とのファイト中でも、ファイティングしている鯉が別の鯉のそばを通ると、その別の鯉までわけもわからないままフワフワとファイト中である鯉の後ろをついてくるのだ。

他のゲームフィッシュを狙っていても、ファイト中の魚から餌を横取りしようと仲間の魚がついてくる事もあるが、鯉の行動は似て非なるもの。ただ漠然と本能的についてきているだけといった様子が見てとれるのだ。

この鯉の習性は、恐らく種の生存率をあげるため本能的に群れをつくっているものと思われるが、この同種間における強い追尾性が鯉を釣る上では非常に厄介なものとなってくる。

例えば単独でマディングをしている鯉を発見し、「絶好のチャンス」と狙おうとしたとしても、近くを一匹の鯉が通るだけで食のスイッチがオフになり、その仲間と共に移動してしまう。

不注意により一匹の鯉を驚かしてしまい、逃がしてしまった場合でも、その鯉の進行方向に別の鯉がいた際には、その逃げた鯉に全ての鯉を連れていかれてしまうのだ。

この習性そのものは防ぎようもないが、対策として鯉にはこういった習性があると知っておき、狙った鯉は連れ去られてしまう前に手早く釣る、周囲の鯉を全て連れ去られてしまわないよう一匹の鯉も驚かせないように気をつける等、心がけるようにしよう。