2018-02-01T14:08:07Z ルアーで鯉釣り|季節別に見る鯉の行動
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ルアーで鯉釣り|季節別に見る鯉の行動

次は季節別に鯉の行動を見てみよう。鯉は季節によって居場所や行動が大きく異なる事があるので、ここでしっかり覚えて攻略していこう。

目次

 

春になり、産卵期を迎えると鯉はシャローに集まる。オスとメスがバシャバシャと賑やかに交尾を行ったりするので、見た目には鯉の魚影が濃く見える季節ではあるが、『スポーン状態の鯉は絶対に釣れない』というのはフライフィッシャーの間でも有名な話。

春は鯉を釣るには好機と言われるが、スポーン状態の魚以外の話なので、交尾中にある魚は無視してマディングしているような魚を狙って釣っていこう。春後半にもなれば水温も上がって、鯉も活発化し、活動範囲が広くなる。冬にシャローを去った魚も戻ってくるため、いたるところで鯉の姿が見れるようになり、楽しい釣りが展開できるだろう。

春後半から初夏にかけては、水温の上昇に伴って魚が一層活発化するため、ポイント選びにも苦労しないで良い釣りが経験できるだろう。しかし夏が本格化してくると、問題になるのが日差しの強さだ。

天候別に見る鯉の行動でも触れたように、真夏になって日差しが強くなり過ぎると、鯉たちは日光を避けてオーバーハングや水生植物などの陰に隠れてしまう。しかも単に隠れてしまうだけでなく、サスペンドして休止状態になるため、ルアーへの反応が著しく低下してしまう。

こうなると反応するのは群れ全体の中でも1、2匹になってしまう上、反応したとしてもルアーを食うほどの反応が得られるかどうかと言ったところ。

そんな時に狙いたいのが、橋の下や都市型河川に見られる高架下のポイントだ。草木の影といった局所的なシェードでは鯉が休止状態になってしまう事も多いが、こういった広範囲が影になるポイントでは平然と泳ぎながらマディングしている鯉も見られる。そういう魚を狙っていけばチャンスはあるはずだ。

また、日差しが弱まる朝夕も夏の釣りでは重要な狙い目となってくるので覚えておこう。

夏の強い日差しが弱まる秋は、恐らく一年で最も鯉を釣りやすい季節だろう。水温もまだまだ高いので鯉の活動範囲は広いまま。なおかつ釣れない鯉が多い産卵時期でもなければ、日差しも弱まって鯉の活動を妨げる要素も少なくなり、一日中、さまざまな場所で鯉釣りを楽しむ事ができる。

しかも秋は荒食いの季節なので、すこぶるルアーへの反応が良い。ポイントは一言で言うと"そこら中"なので、移動しながらラン&ガンで反応の良い魚をどんどんキャッチしていこう。この好条件は晩秋まで続く。まさにルアーによる鯉釣りには最適な季節と言えるだろう。

ただ、日本の秋は台風の季節でもあり、釣り場が増水して釣りにならない事も多くなり、ヤキモキさせられる事もある。 そんな時は、増水時に良くなるポイントなどを探しておくのもいいかもしれない。

晩秋から冬の寒さを覚える頃になると、水温は日々低下し、魚の反応も徐々に鈍り始める。水温が10度を切るころにはシャローから魚が消え、魚のいるポイントは限られてくるだろう。

冬は減水の季節でもあるので、その影響もあって、晩秋から初冬にかけて鯉が大移動をする。他の季節には鯉がいたはずのポイントから、ことごとく魚がいなくなるシーズンが到来するのだ。

しかし、幸いな事に鯉は比較的寒さに強い。寒さが本格化しても、水温が安定している場所や少しでも深くなっている場所を探せば魚は見られるし、ポカポカ陽気の日には活性もあがり、動きが鈍いながらも浅瀬でマディングしている魚も見られる。

ただ、やはり他の季節に比べると魚の反応はかなり鈍る。マディングもガツガツ食べる様子ではなくなり、水底をちょぼちょぼとついばむ様な動きになる。「マディングしてるのにルアーを食ってくれない」という魚も増えてきて、他の季節に比べれば少し難しさを感じる季節かもしれない。

しかし、それでも鯉は寒い中でも活動する魚なので、あきらめずにキャストしつづければ、ちゃんとボウズはまぬがれる事ができる。ルアーフィッシングの代表的ターゲットであるバスのウインターフィッシングを経験したアングラーであれば、何十倍、何百倍も簡単に思えるはずだ。