2018-02-01T14:10:33Z ルアーで鯉釣り|状態別に見る鯉の釣り方
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ルアーで鯉釣り|状態別に見る鯉の釣り方

ルアーによる鯉釣りでは、鯉の状態によってルアーへの反応の良さ(=釣りやすさ)やア、取るべきアプローチの方法が異なってくる。ここでは、それら状態別の鯉の釣り方やアプローチの仕方に触れてみよう。

なお、以下に出てくる『チャンス度』とは、ルアーへの良い反応が期待できる度合いを5段階評価で表したものなので、参考にしてみて欲しい。

 

鯉が水底をついばんでいる状態をマディングと言うが、この状態の鯉は”食”のスイッチが入っており、ルアーへの反応も良い事が多く、かなり釣りやすい状態と言える。

そんなマディング状態の鯉を狙う時は、とにかく鯉の目と鼻の先にルアーを落としてやるのがベスト。それこそ水底をついばんでいる鯉の口元に着底させてやるぐらいの気持ちで、鼻先10cm以内に落としステイ(ポーズ)させてやると、食い気のある鯉ならすぐさまルアーに食いついてくるだろう。

秒速10cmも出ていないような、非常にゆっくりとした速度で移動している鯉は、割と良い反応が期待できる。というのも、超低速で移動している鯉はエサを探している状態であることも多く、前方30cm以内にキャストしてやると、フォール中のルアーに興味を示して食ってくることも少なくない。こういう状態の魚は積極的に狙ってみよう。

秒速30~40cm程度の中速以上の速度で移動している状態は、何かから逃げていたり、食のスイッチがオフになっている鯉である場合がほとんど。ルアーに反応する可能性はゼロではないが、下手にキャストすると”逃避”のスイッチが入り、周りの鯉も巻き込んで高速で逃げてしまう可能性があるので狙わない方が無難だ。

このような状態の鯉は、9割方何かから急いで逃げている状態と言っていい。99%ルアーに反応しないであろうし、キャストする事で”逃避”のスイッチが一層強く入ってしまう可能性大。邪魔しないのが得策だ。

障害物などがない開けた水面で浮遊物などを食べている鯉のルアーへの反応は、悪くもなく良くもなくといった傾向だ。もちろん狙ってみる価値は十分ある。

狙い方としては、魚の前方30cmほどにキャストしてフォールさせてみるか、魚の向こう側へとキャストして、デッドスロー以下の超低速で魚の鼻先を横切らせてみると良い。

どちらにせよ、反応が良い場合は顕著なので、反応がない場合は見切りをつけてもOK。

壁際や岸際の水面で、キワに吸い付くようにして何かを食べている鯉をよく見かけるが、この状態の鯉が恐らく最もルアーに対して反応が良い魚だろう。

狙い方はとても簡単で、鼻先へルアーをフォールさせても良いし、気づかれないように近づいて鼻先へそっとルアーを落とし、鯉の目と鼻の先で1cmほどルアーを上下させるのも非常に有効だ。

かなりの高確率で食いついてくるので、この状態の鯉を見つけたら最優先で狙おう。ただし対岸などにいて近づけない場合は、通常のキャストで狙う事になってしまうが、この場合は反応する確率が少し低下するのでチャンス度は★★★☆☆。

何匹もの群れで移動している場合、ルアーへの反応はあまり良くない。といっても、全く期待できないわけではなく、そのうちの一匹だけが妙に反応を示すという事がよくあるので、狙う価値はあるだろう。

こうした群れで移動している鯉を狙う場合は、魚を見極める力が重要だ。他の魚と比べると一匹だけ妙に雰囲気が違う、統率から外れている魚がいることがある。こういった魚が狙い目で、そばにいる他の鯉たちを驚かせないよう、慎重に狙ってキャストし、鼻先へルアーを届けてみよう。

草木の下などでサスペンドしている魚は、反応が良い方ではない。ほとんどの場合は食のスイッチがオフになっていて、人間が来ても逃げる事すらしない魚もいるくらいだ。中にはルアーを投げると急にスイッチが入る個体もいるが、あまり期待しない方が良いだろう。

狙ってみる場合は、その魚の視界に入るよう至近距離にルアーをフォールさせてみよう。反応がある場合は動き出して周囲を探し始めるはずなので、一回のキャストでバイトにまで至らない時は、動き始めてから改めてルアーを鼻先に落としてみるのもありだ。