2018-02-01T14:05:20Z ルアーで鯉釣り|必要なロッド、リール、ライン
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ルアーで鯉釣り|必要なロッド、リール、ライン

強烈な引きでも知られる、川の王者の異名を持つ鯉をターゲットにしたカープフィッシング。ルアーによる鯉釣りでも、さぞかし大がかりなタックルが必要なのだろうと思われるかもしれないが、実はまったくそんな事はない。

ここでは、そんなルアーによる鯉釣りに必要なタックルシステムについて詳しく触れてみよう。

 

まず基本となるタックルシステムだが、これはスピニングタックルで十分だ。これには以下のような理由がある。

  • ベイトリールよりスピニングリールの方が安価なものでもドラグ性能に長けている傾向があるため、瞬発力とトルクの両方を持ち合わせる鯉の引き相手には最適。
  • 重いルアーを使うわけでもないので、ベイトタックルを使う必要がない。
  • 鯉相手のファイティング時には、バス釣りなどでは経験しないような本格的なポンピングを必要とするため、リールが上向きについているベイトタックルは重心が安定しにくく、ファイティングに支障が出やすい。
  • ベイトタックル特有のパーミングスタイルは、魚をかけた瞬間に鯉が見せる瞬発的かつ重過ぎる引きで手首を痛める可能性がある。
  • バット部分がしっかりとしたロッドと、最低限のドラグ性能を持ったリール、太めのラインさえ使えば、巨鯉相手でも十分対応できる。
  • そもそも鯉相手ではベイトタックルを使うメリットがほとんどない。

これらの理由から、ベイトタックルよりもスピニングタックルがオススメというわけだ。

では、ここからは鯉釣りに必要な各タックルについて、より詳しく触れてみよう。

アクション

基本的にロッドはバット部分がしっかりしたものであれば、安価なバス用のライトタックルや汎用性ロッド等でも全く問題ない。ロッドが折れる事が心配な方は、念のためミディアムライト程度のロッドを用意すると良いだろう。

素材

ロッドの素材に関しては、現在最も出回っている素材であろうカーボンで問題ない。

長さ

ロッドの長さについては、極端に長いものは鯉にパワー負けしかねないので、6フィート前後が無難だろう。女性や力が弱い方の場合は、特に短めにしておいた方が良い

テーパー(調子)

サイトフィッシングが中心になる鯉のルアー釣りでは、ロッドの感度が活かされる事は少ないが、どうしても鯉が見えない状況で釣らないといけない場合もあるので、感度が良いことに越したことはない。特にこだわりがない限りは、ファーストテーパー(先調子)寄りのものを選んでおこう。

リールに関しても、バス用のものや安価な汎用リールでも大丈夫だ。気を付けないといけないのは、ドラグ性能と糸を巻ける量ぐらいだと言っていい。

サイズ(番数)

中型以上の鯉相手となると、ファイト中にラインを数十メートル引き出される事もしばしば。なので最低でも8~12ポンドライン(2~3号)を100m以上巻ける、2000番から2500番程度の中型のリールを使うようにしよう。

性能

鯉を相手にする場合、最もリールに求められるのはドラグ性能だと言っていい。大手社製(ダイワ社やシマノ社など)のもので、最低限のドラグ性能を備えているものを選ぼう。値段的な目安としては、5000~6000円のものであれば、最低限必要な性能を持っているものが多いので、参考にしてみて欲しい。

逆に、ワゴンに積み上げられているようなものや、ホームセンターで手に入るような安価過ぎるものは、ドラグ性能が全く期待できないため、鯉の引きに対応しきれない可能性が非常に高い。安物買いの銭失いになりかねないので、安過ぎるものは避けておこう。

素材

鯉釣りに必要かつ最適なラインは、間違いなくナイロンラインだろう。

なぜなら、ナイロンラインは伸びがあるため、鯉の重く瞬発的な引きに対しても、重量のある鯉の体重に対しても、高い対応力を見せるからだ。ルアーフィッシングによく使われるPEやフロロといった他のラインは、キズや瞬発的な強い力に弱いため、鯉釣りに向いているとは言い難い。

また、鯉を相手にした釣りでは、ファイト中に何度もラインを引き出されるため、1度の釣行で糸がヨレきってダメになる事も頻繁にある。つまり、鯉相手には高いコストパフォーマンスを持った釣り糸が最適という事であり、そういった意味でも高価なPEやフロロよりも、ナイロンラインが最適というわけだ。

太さ(号数)

使用するラインの号数は、潜りこまれる障害物や強い流れがない場所で、なおかつ70センチ程度までの鯉を相手にする場合なら、8ポンドライン(2号)でも十分余裕だ。

上記のような場所でも80センチを超えるような鯉を相手にする場合は、10ポンド(2.5号)以上のラインを使う事をおすすめしたい。

メーターオーバーの可能性がある場合や、障害物が多い場所、流れの強い場所などでの釣りが見込まれる場合は、最低でも12ポンド以上のラインを巻いておこう。

※鯉を相手にする場合、使用するラインの目安は、表記されたポンド数に10をかけたサイズまでの鯉に対応できると覚えておくと便利だ。(もちろん障害物などがある場所などは別だが。)

例:
  • 6(ポンド)×10=60センチ未満の鯉に対応
  • 8(ポンド)×10=80センチ未満の鯉に対応
  • 10(ポンド)×10=100センチ未満の鯉に対応
  • 12(ポンド)×10=120センチ未満の鯉に対応

ここまで読んで頂いた方なら既にお分かりだとは思うが、鯉用タックルに高価なものは何一つ必要ない。ロッドに高価なものを用いれば折られる可能性もあるほか、ラインはそもそも高価な部類のものが鯉釣り用として向いていない。

ルアーを含めても1万円程もあれば道具が全て揃うので、実はとても気軽に狙えるターゲットなのだ。こうした初期投資に必要な金額の安さもカープフィッシングの魅力の一つと言えるのかもしれない。